「ミスティ、今どんな感じ?」
「あと5分ちょうだい」
「それってマジの5分?それとも、"あと5分"って言いながら30分かかるヤツ?」 
   無印を読み返して感じたのが、この世界は「神様が居る」んじゃないかなあと。超能力を使う超人じゃなくて、人の運命をきまぐれに操る超自然の存在が。
だからこそ、「人が人のままでいる」「人として進化する」のに意味があるし、"認められる"んじゃないか 
   【将太の寿司】の序盤もそうだったけど、寺沢先生の人情話が非常に心地よく、事件に関わる人たちの心情がすっと飲み込める。
反面、特に主役の高野がイチイチオーバーリアクションで、食に異様な執念があるのはキャラ付けとして受け取れるが、喜怒哀楽まで大き過ぎるのはちょっとキツイ 
   二誌をまたいだクロスオーバーも、今回で完結。
エリー、マイルズ、シフトが抜群のチームワークを見せ、ウェイドが時折邪魔をする!若きヒーローたちの活躍を、存分に堪能できる回である 
   登場人物多いんだけど、シッカリ個性があるので、少しずつの出番でも満足感バッチリ。
独善的なクリー、知と理で動くワカンダ、個々の能力が突出するシーアー、案の定なスクラル……なんか毛色が違う、ハルクとアマデウス! 
   「人間ではない」がゆえに、自分には恋をする資格もないと背を向ける004と、彼にかける言葉もないビーナ。
しかし彼女のも「地底人」だと判明すると、004のために涙したのも「結局ヒトではなかった」となるのは、また悲劇をかきたてる