本日9月24日(月)21時~
「食欲の秋  ご飯を一緒に食べる百合シーン特集」は甘々、ほのぼのから殺伐までご飯を食べるシーンだけを沢山見ようかと思っています。
※画像は大沢やよい先生『屋上ぴかぴかロマンス』。ふられた相手に恋の話を差し込まれる社会人百合ごはん。 
   冨明仁先生『ストラヴァガンツァ-異彩の姫-』で描かれるヒビアン王女とルバの関係が好きです。
他種族の侵攻を食い止め荒廃した祖国ミテラを復興するという使命に立ち向かうヒビアン王女と、誰よりも近くで彼女を支えていたルバ。
戦乱が治まった後、結婚を決めたルバの最後の出仕シーンが美しい。 
   物質的には恵まれた結婚生活を送りながら、精神的には満たされない日々に倦む人妻のアニス。
彼女が天真爛漫な人妻シーリーンに出会い、姉妹妻の契りを結んで誰よりも特別な存在となることで日々が満たされていくという素敵なお話です。
7巻が姉妹妻編ですが8巻にも二人のその後が収録されてます。 
   ふらっとヒーローズで連載の始まった吉富昭仁先生『今日から未来』が素敵でした。
突然の告白の後で
「私のことを好きにしていい」
と切り出した未来(みく)と、その言葉を聞いて以来、自分の意思とは別に彼女の言葉に振り回される今日子を描く女子高生百合。
連載こちら
https://t.co/DAZOKeu6XR 
   匡乃下キヨマサ先生『カワセミさんの釣りごはん』最新話。
料理好きのぼっち女子カワセミさんと釣り好きのヤンキー女子ミサゴが織り成すアウトドアライフを描く漫画ですが、ミサゴの運転するバイクに二人乗りするシーンがいつも素敵。
広い世界の中で同じ時間を過ごす情感が感じられて好きです。 
   須藤佑実先生『夢の端々』最終話。
女二人のほどけぬ運命を遡る本作品もついに最終話。
互いに焦がれ続けた青春時代を遠く振り返るセリフは一見切ないのですが、「空気に溶けて見えなくならぬよう」にとミツが取った行動が切実で胸に刺さります。
単行本は上下巻で秋に発売。
待ち遠しいです。 
   これからの行く末にも関わってきそうな一筋縄ではいかない登場人物の存在も明かされ、続きがますます気になる今日この頃。 
   京都の路地裏での偶然の出会いを機に大切なコミュニティが形作られていく"繋がりの喜び"を描いた物語『琥珀の夢で酔いましょう』第3巻。
誰かと繋がるために一人で抱える秘密の描き方がなんだかもう最高でした。
「大好き。だから秘密」
という女の子同士の関係、すごく好きです。 
   実樹ぶきみ先生『SHY』最新話。
情念ほとばしる忍の姉妹の関係が描かれていてとても素敵。
無邪気に向き合えた時代は遠い昔に過ぎ去り敵として向かい合ったはずなのに、姉の無垢な心にすがる妹の涙にグッときました。 
   文先生の読切作品『この声はいつかのお別れ』。
高校時代に出会った同じ未来を目指すかけがえのない友人との関係を描く作品です。主人公が告げる
「ありがとう」
の一言がとても素敵です。
ジャンプ+で配信中なのでご興味のある方は↓
 https://t.co/1Pc1FUCHgB 
   なので『古代戦士ハニワット』はたとえば『源氏物語』とか『伊勢物語』の流れに位置する大きな物語なんですよね(自分でも何を言っているのかわかりませんが理論的には多分そうです)。
ご興味のある方はぜひご一読を。
百合的な見所としては。
ドグーンにまつわる事故で亡くなった姉の真相を知るため 
   『ストラヴァガンツァ-異彩の姫 -』は日常を侵して悪意がやってくるという話。
山田玲司先生の言葉を借りれば絶望が外からやってくる『進撃の巨人』や『HUNTER×HUNTER』(キメラ=アント)編の10年代以降の新たな絶望譚の系譜です。
そこで描かれる絶望の原泉も"興味"や"衝動"であり興味深いのですが。