「愛が、家族が、社会が荊だった1900年ロンドン」にあって、越境を重ね己の感情と向かい合う二人の構図というのはヴィクトリア期を舞台にした作品らしくて個人的にはとても素敵だと思います。
作中で引用されているセアラ・オーン・ジュエット『マーサズ・レディ』の海を越えて再び巡り合う二人の女性
赤坂アカ先生『かぐや様は告らせたい』最新話。
それまで「かぐや様」と呼んでいた早坂が「かぐや」と呼び捨てに、「早坂」と呼び捨てにしていたかぐや様が「愛さん」と丁寧語に、それぞれ呼び方が変わるのがとても素晴らしかったです。
修学旅行編とても素敵なので単行本化が待ち遠しい。 https://t.co/rIBeYk03fk
犬井あゆ先生『長い夜は君の隣で』(『White Lilies in Love』収録)。
ハンドクラフト作家のもえとOLのあーちゃんの同棲社会人百合。
仕事の繁忙期を迎えたもえにかまってもらえないのを寂しく感じつつも、彼女の仕事を邪魔をしないようあーちゃんが新しい趣味を探す…という優しいお話。
10月22日(月)21時~の百合文壇バーはバトル百合回です。
冨樫義博先
『HUNTER×HUNTER』
鎌池和馬先生/冬川基先生
『とある科学の超電磁砲』
を中心にわいわい話せればと思っています。
場所:シアターPOO(@POO75498512)
新宿区新宿3-35-5守ビル3F
時間:21時~
チャージ800円
ワンドリンク700円
『主従百合アンソロジー Rhodanthe』に収録されている毒田ペパ子先生『鞭と飴と君』。
「鞭打ち」をテーマにした短編で、マニアックな形で特別な絆を求めるお嬢様とそんな彼女をいなすメイドの姿が微笑ましい。
軽妙なやり取りから透けて見える互いの真意がまた素敵なので未読の方はぜひ。
「社畜系OL × 落ちこぼれ魔女」の同居生活を描く社会人百合。
市川なつを先生『みーちゃんとアイリ』第10話。
"離れがたい"と思う心模様が描かれた素敵な回。
まだはっきりと口には出してはいないけれど、胸の中には既に存在している互いを大切に想う気持ちが垣間見える描写が多くて萌えました。
デート先で色々みーちゃんを連れ回した後でアイリが口にする
「みーちゃんが似合うって言ってくれたものが欲しいんだよ」
の一言が素敵でした。
どちらかというと面倒臭がりやのみーちゃんがそんなアイリに
「せっかくだし写真でも撮っとく?」
と返すのもまた素敵。
「相手の嫌がることは絶対にしない。陰で悪口も言わない。お互い以上に仲の良い相手は作らない」
「嬉しい事も悲しい事も悩みもなんでも話してお互いの心の本当の理解者になる」
という"姉妹妻"の百合世界がとても素敵。
昨日の百合文壇バーにて、シギサワカヤ先生『君だけが光』の話が出ました。
大好きな相手なのに見つめ合うことができず、ただ背中を見つめることしかできない主人公について。
恋愛以外に、才能に対する嫉妬とか、生き方へのジレンマとか、そういう領域の感情が入ってくる作品が好きな方が多かったです