国策会社として戦前の昭和初期に設立された会社の一つであった”国策パルプ工業”は旭川のほかに、苫小牧苫東の勇払工場と徳島県の小松島工場があった。いずれも山陽国策パルプを経て現在は日本製紙の工場となっている。
今昔マップで、国策パルプ時代から現在の地理院地図までを追ってみる。
(続) 「高塔」の地図記号。地形図時代には描かれていたけど地理院地図では60mの規準ができて消されてしまった銚子と東尋坊。エレベータ試験塔は5社中日立のみ高塔の記号あり。そのほか、揚げ足取りのつもりはないが、ちょっと問題かもという3例(瀬戸大橋近くの2つと神戸)も画像で貼ってみる。
(続) 多数の例を比べれば比べるほど、表示の基準や描き方がよくわからなくなる”高塔”と”電波塔”の地図記号。どっちが優先? 併記はありか? 注記と高塔記号の併用という”例外”(「名勝」もそうだけど)。 高塔記号の向きはどう決める? 電波塔記号はいずれ”廃止”されちゃうの? (画像再掲) (続)
ブラタモリのスカイツリー。地理院地図では巨大で斜め配置の”高塔”記号が描かれている。”高塔”は事物を表す記号なのに大きさや向きが可変という例外的で特異な地図記号。地形図時代はふつうの地図記号だったが、1万分1地形図記号を一部流用して”おかしく”なった。「電波塔」記号との確執😅も…?(続) https://t.co/kuUZ5wpAgO
(続) 集落の注記。地形図みたいに大字と字の重複でもいいから、地理院地図も字の”下関河内”も入れたほうが分かりやすいし美しいと思うが。地名階層の表現は難しい点があるとは思うけど…
国道349号改良下関工区の完成通知は→ https://t.co/bihsoKhwYc
犬山の地形図(1981)と地理院地図。地形図は犬山城天守閣を“高塔”で表現。2008年12月28日に廃止の名鉄犬山モノレールが描かれる。日本モンキーセンターの遊園地(日本モンキーパーク)の描かれ方には大きな変化あり。地理院地図では細かい水路のほか遊園地の遊技施設が細かくたくさん描かれている。(続)
(続) 箱根町は都市計画基図をネット上で公開していてすばらしい(https://t.co/FSS542SZO1)。比較してみると、地理院地図が都市計画基図をもとにしていることが瞭然で、途切れている水路もその通りだが、地下に潜る坑口がある。地理院地図には坑口は描かれず地下水路は基図にもないからこうなるか…
戦前の20万分1帝国図で長崎県東彼杵を見ると、彼杵村とある。彼杵郡の広域地名から取った僭称的な村名かとおもうと、そうでもない。川は彼杵川。江戸時代に遡り伊能図や国郡全図にも彼杵村・彼木村。ここは昔から彼杵のようだ。そう、この地を中心とする荘園が彼杵荘だったそうだ。(続)
秋田県大館市白沢地内の国道7号、奥羽本線を跨ぐ白沢跨線橋が去る3月30日に架け替え供用されていたが、このたび地理院地図でも迅速更新された。新道はやや遠回りになり線形もカーブが増えてしまったが仕方なかったのであろう。
更新前後の地理院地図と開通通知のスクショを貼る。GIF動画はスレッドに
あす8月25日は大河津分水通水100周年。分水路の水面標高を見るとビックリ。河口から1㎞まで10m近くで保たれ、最後に急流怒涛となり海へ。改修工事の第二底固は遷急点の遡上防止の重要な工事というわけか。過去ツイートを→
https://t.co/HCB65qJtMA
https://t.co/vP4BRWrilO
https://t.co/MjvzbVVliK
地理院地図における、城郭の天守閣。オリジナルや木造復元のものは、更新前の犬山城以外きちんと普通建物だ。いくら大きな姫路城であっても。
一方で鉄筋コンクリート造で外見のみ”復元”再建されている大阪城や名古屋城は「堅ろう建物」で描かれている。 https://t.co/aibrCb8J75