漫画で「女の子を可愛く描く技術」ができたのは、いつごろからなのか。少年漫画の絵(お話ももちろん)としては一番好きな河島光広『ビリーパック』ではかなりいい線を行っているが、まだ少し定型的で美少女夜明け前という感じがする。しかし数年後の少女漫画『もも子探偵長』ではすでに完成している。
手塚治虫の赤本時代で一番好きな作品『ふしぎ旅行記』(1950)、少年の精神が少女の肉体に憑依するシチュエーションのおそらく初。一応嫌がってますが、これは当時のエクスキューズ。赤塚不二夫「おそ松くん」でも(作者の趣味とは別に)、作中での女装は常に否定的にとらえられています。
『漫画教室』・キャラ配置に長編構成法、自分の絵柄の作り方、漫画映画について、そして漫画家生活の実態まで。これで見ると、月刊ペースがぎりぎり人間的だったことがわかりますね。とにかく素晴らしい本でした。
手塚治虫『漫画教室』。『漫画大学』とカブる部分があるのと、サイズの問題で全集未収録となったんだろうけど、凄いですよ。道具、ペンタッチ、編集部訪問、自作をお手本にした解説……ほんとに漫画とプロアマ問わず漫画を描く人々を愛してなくちゃ描けるもんじゃない。
#ウルトラセブン みなもと太郎先生『挑戦者たち』より、新宿の喫茶店で吉田義夫さんと合った話。撮影所では人格者と愛され、本職は日本画家で、何より最高の悪役俳優だった人は、熱い正義漢でもあった。
ありましたありました。でも、手塚作品のこういうふつうの、美人でもないけど絶対いそうな女の子たちが好きなんですよ(前にも貼った画像でごめんなさい)。 https://t.co/Baq7L1HuNG
さいとう・たかを先生の作品でことに好きなのは、こういう屈託のない、どこかおかしみを持った陽性ヒーローの爽快な活躍なんだけど、彼らが寡黙で何を考えているかわからないゴルゴ13(影狩りの十兵衛もすでにそうなんだけど)に取ってかわられてゆくのは、日本人の好みがやはりそっちだったからかなぁ
そうでしたか。チキンラーメンは1960年代の日活青春映画にも出てきますし、つのだじろう先生の漫画「ブラック団」にも明らかに丼で作るタイプのものが描かれています(オバQパロ付き!)。東京でも売っていたが、ある時期から関西のみの販売になり、また全国発売に復したのではないかと思います。 https://t.co/PWjmK4iQVz