瀬田せた『百合鍵 ~先輩の秘密をのぞいてみた~』
新人OLが、厳しいが美人の先輩を好きになる、社会人百合漫画。端麗な絵柄のわりにギャグに破壊力があり、カンペキ人間とおもわれた先輩の残念ぶりが笑える。
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まつだこうた『骸積みのボルテ』
家族と同胞を殺した帝国に対し、たったひとりで復讐を挑む、不死身の少女のダークファンタジー。かわいい絵柄と残酷描写、モンゴル風の遊牧民と近代的なガンアクション……ハイブリッドな世界観に惹かれる。
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ヨゲンメ『稲川さんの恋と怪談』
16歳の天才少女ホラー漫画家が、同い年のアシスタントを巻きこみ、ネタ探しのため心霊スポットでくりひろげる大騒動。ホラーと言うよりラブコメ色が強く、クーデレ&ヤンデレな稲川さんがひたすら可愛い。
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今井大輔『こちら、あたためますか?』
コンビニのローソンを舞台とするオムニバス。大事件は起きないが、各話ごとに視点を変え、現代人の心の機微をえがく。淡々としていると同時に温かみもある、作者の個性が花開きつつある。
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藤沢カミヤ『みのりと100人のお嬢様』
庶民が、勉強をがんばって超お嬢さま学校に入学したら、逆に珍しがられて百合ハーレムになる4コマ。クセのない絵柄なのにどことなくおかしい、ほのぼのシュールな作風をたのしめる。
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くりもとぴんこ『あたしの家庭教師がショタなんだけど』
20歳のギャルが、11歳の男子に家庭教師になってもらう、おねショタもの。ザッピング方式によって複眼的に、ふたりの微妙な関係を描く。脇役もそれぞれ魅力的で、力量のある作家だ。
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永野梨花/小山力也『くぅが上から失礼します』
牛乳を飲みすぎて電信柱より背が高くなった主人公の、ほのぼのJKライフをえがくコメディ。原作付きだからか各エピソードが練りこまれており、ラブコメとしても読み応えがある。
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アッチあい『このかけがえのない地獄』
新人作家の短篇集。猛烈に画力が高くて美少女てんこ盛りだが、作風は暗く、現代を生きる若者たちの孤独を容赦なく浮き彫りにする。唾をつけときたい才能だ。
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みどりわたる『うちの姉ちゃんときたら!』
同じ高校へ通う、3組の「姉弟」をえがくコメディ。いくらルックスがよくても、弟にとって姉は暴君でしかないが、でもオモチャにされるのもまんざらじゃない……そんな微妙な関係がたのしい。華のある絵柄もいい。
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冬目景『黒鉄・改』
鉄仮面の渡世人が活躍する股旅もの。改題してのシリーズ再始動で、単行本はなんと17年ぶり。初期作品を髣髴させる『空電ノイズの姫君』もふくめ、冬目景ルネッサンスが到来した。
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鍵空とみやき『ハッピーシュガーライフ』7巻
正体不明の幼女「しお」の謎が、ついに明かされる。善良な16歳の少女が地獄の様な生活をおくるが、作者はそこからさらに突き落とす。残酷だが、抑制のきいた省略語法がうつくしい。
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