大宰相に比べて税界のドロドロした駆け引きは控えめで、物足りない。政治批判というよりこの3人を褒めたたえるために出版された感が強い。ただ橋龍が女絡みスキャンダルで総裁選出馬を潰されたことは描いている。そりゃ「こいつに言われる筋合いじゃねえや!」とも思うだろう。
とにかく本書、堀内恒夫がまごうことなき二刀流の天才だったことと、練習嫌いな上にビッグマウスだったことが余すことなく描かれている。与那覇わたるや甲斐孫六みたいなキャラだなこれ。寮の門限も堂々と破るほど規律のない悪太郎を泣きながら鉄拳制裁したのが王さんだったという感動のシーンも。
堀内恒夫は少年時代にうどんマシーンで指先を潰してしまったがために、長じて野球をすると独特のカーブを投げられるようになった逸話がある。これでメタラーなら全員思い出すだろうことは、工場労働で指を潰してしまったことのハンディを独特の重みある奏法とリフ作りに昇華させたトニー・アイオミ。
ベルばら以外あまり池田理代子先生の作品を読んだことがないのだが「ごめんなさい…」という作品に動揺している。マーガレット1971年5月23日号に掲載された作品とのことだが、貧しい「バタ屋」の母子家庭の子供に、裕福な家庭の美少女が見下しながら同情し嫉妬もするという話で、何の救いもなく終わる
栗本慎一郎『鉄の処女』(カッパサイエンス、1985)に収録の高橋春男先生のオマケまんが「そして彼もいなくなった」ですが、南伸坊と上杉清文と柄谷行人と筒井康隆と平岡正明と中沢新一と山口昌男と中上健次と糸井重里と吉本隆明と浅田彰と蓮實重彦と栗本が殺されます
誰も「ウルフル将軍って誰だよ」と言ってくれないのだが、これは皆、末期ギャグ王の読者投稿コーナーのキャラクターだったウルフル将軍を知っているということで宜しいんだな。皆がギャグ王を読んでたと信じていいんだな
「ホビーズジャンプ」1988年夏号に載ってたおおみや光先生の「ボクのゴックン初体験」エッチすぎるwwwwwwwwww少年誌の限界を軽く突破wwwwwww
どういうわけか「奨学金は借金ではない」とか主張する謎の勢力がおり、それはまあ何らかの思惑に基づいて言ってるんだろうが、その御高説をこっちや社会が額面通り受け取るかは別の話。謎の勢力よりにざかな先生方の言う事を信じるに決まってるじゃん(『4ジゲン』1巻84頁、白泉社、2006)
700年前の人だから素直に「すごいなあ」で済むけど現代でも一部の僧堂・修行道場・専修学院で暴力沙汰あるのを知ってると尊敬どころでねーわ。やめよう、暴力による教育
政党が特定の宗教の開祖・中興などに敬意を表してはいけないのか?の問題ですが、自由民主党静岡市議会議員団は臨済宗の高僧(東福寺派の門祖)である円爾の伝記まんが『しずおか聖一国師』(深沢恵原作、たまだまさお作画、2014)を刊行しています。案の定市民から裁判を起こされました。