エス・チャング『タイム記者が出会った「巨魁」外伝』によると笹川良一先生は超ヤリチン(チャングはセックス・スーパーマンと書く)で、500人以上とエッチしているというが、なんでこんな人が純潔を重んじて他人に押し付けてくる統一協会と仲良くしてたのか謎。関係ありませんが画像はタフの157話です https://t.co/UCN1Jwqazy
本書の魅力の9割は黒沢ま~さ先生による原田義昭の少年時代を描いた漫画で、やんちゃショタ坊主の原田義昭という最高の一品になっている。しかも炭鉱労働者の劣悪な環境に怒り、政治家を目指したという感動の秘話も明かされている。泣いた。なんで麻生派にいるんだ。
竜造寺なる架空の伯爵軍人を悪役に用意してまで白蓮と伊藤の純愛を強調するのは、通説を完全に無視するもの。また白蓮と宮崎竜介の逃避行については一切触れずに漫画はエンディングに至るのだが、飯塚あたりのちびっ子が学校図書館でこの漫画を読んで白蓮のことを勘違いしないか、不安である。
個人的に一番印象に残ったのはがんの苦痛により信仰心すら失いかける僧侶が、モルヒネの使用で平穏な心を取り戻す話である。やまさき拓味先生の表現力溢れる描写が素晴らしい。宗教漫画としても白眉。30年前はがんの緩和ケアでオピオイド鎮痛薬を使うことが憚られていたのであろう。