えんどコイチ先生は『死神くん』の文庫化に際していくつかの話をリライトしてるんだが、うち「コンクリート・ジャングル」は動物園の描写が現実と違っていたから導入の展開をかなり変えてるんですよね
「細野不二彦先生も仏教まんがを描いたよ」という耳より情報を提供された小衲、さっそくNDLデジコレで「超坊主ホットケくん」(小学三年生92年4~93年2月)を数話分印刷する。下ネタのオンパレードで読書層をよくわかってるね(おぼっちゃまくんの影響が強く感じられる)でも尊師ネタはまずいですよ!
さて、下ネタ漫画を印刷するためだけに精華町まで行ったら危険人物なので、他にも仏教まんがはないかと探したら、安堂久美子先生の「ご先祖さまのおかげです わたしは坊守」という作品を見つけた(小学館のレディコミ雑誌「ナイティ・ジュディ」97年2月号)坊守とは浄土真宗寺院における住職の配偶者
「護憲まんが」の系譜というのが確かにあり、これはきちんとまとめておかなければならないと思っている。戦争ガチ体験世代はどうしても護憲に回るのは仕方がないわけで。画像は赤塚不二夫・永井憲一『日本国憲法なのだ!』(草土文化、1983)赤塚先生も満洲からかなり苦労して引き上げている
前尾繁三郎のこと好きになりすぎてまんがまで読んじゃったよ。やっぱBLだったわ。なお今日は前尾をリスペクトしウイスキーのお湯割りを飲んでいる。当時はホットウイスキーは不味い飲み方という扱いだったんですねえ。
よかった、ミヤザワケンジくんは人殺しなんかじゃなかったんだ。国家権力のスパイと目された男がたまたま死んだだけだし救急救命もしていたんだ
猿渡作品において「侵すことのできない永久の権利」などというものは存在していないから、「不断の努力によってこれを保持しなければならない」義務もないのである
子供の頃はこのような愚劣なミスをする富井を馬鹿にしまくっていたわけだが、長じて社会で労働するにあたり、この富井より酷いミスを連発するようになるとは思わなんだ。人間として生まれてきたのは間違いだった
水木しげる先生の「子供の国」(1965年)はかなりわかりやすく東西冷戦と逆コースを風刺している傑作だが、そのわかりやすさを三島由紀夫が「見るも無惨な政治主義」と批判したのは一面では当たっている。三島はかなり水木作品を読んでいたらしい。