V林田さん編集の麻雀劇画短編集『牌は泣いている』が届いていた。どれも面白い
おくだたつおさんによる表題作、麻雀牌が主役なのか…。無生物がメインなのが浦沢義雄脚本を思わせる
上農ヒロ昭『ロックスミス』2巻(週刊漫画サンデー連載)
鍵師が主人公の珍しい漫画。割と面白かった
絵柄が浦沢直樹さんに似てるような…爺さんの顔とかそれっぽい
たなか亜希夫『ボタンダウンSt.』新連載第1話(ヤングコミック、1981年10月28日号)※未単行本化
学園漫画のようです
小池一夫&神田たけ志『御用牙』
あかね胡笳&川崎三枝子『メス猫』
(ヤングコミック 1981年10月28日号)
どちらも連載作品。同じ号でなぜ石抱ネタが被るのか…
あかね胡笳さんは劇画村塾生のようですね。これも小池イズム
望月三起也『THE スリップ』後編(ヤングコミック 1981年10月28日号)※未収録
火事に遭遇するとタイムスリップするという、高橋留美子『炎トリッパー』のような作品(望月さんの方が発表は早い)
機銃をぶっ放す徳川家康の絵面が良いな
川崎ゆきお『少年探偵ストッパー』(コミックトム 1987年8月号)
巻末読み切り。探偵モノと言っていいのか分からない、変わった漫画だ…
上農ヒロ昭『あけぼの三四郎』全3巻
明治時代を舞台に、大衆に広まりつつあった洋食を扱った珍しい作品
西洋かぶれと非難されつつも、日本人ならではの創意工夫の精神をもって、単なるマネではなく新しい食文化を開拓していく物語
これは隠れた名作だった。蘊蓄ネタも多くて楽しい
史村翔・水野トビオ『フーセン』(2000年、ヤングマガジンアッパーズ)
芸能プロダクションの社長になって好き放題する夢を追うギャグ漫画
「自衛隊で300万稼ぐ(右向け左!)」「競馬でスッカラカン(パッパカパー)」「サンクチュアリを作る」など史村セルフオマージュ多数
御茶漬海苔『護衛艦やまと』(ビッグコミック増刊号 1995年8月8日)
戦艦大和の乗員だった祖父の米軍に対する怨念に取り憑かれた孫が海上自衛隊に入隊。アメリカ海軍との合同演習中に突然暴走を起こしてしまい…
「朝までのつもりでやったら かならず昼すぎになるのが ちばプロのしきたりでしょうがっ」
(ちばてつや『練馬のイタチ』)