「この社会……もはや中味は問われないのです」
「同感だ。だが俺は中味を探し続けてさ迷ってきた」「あんたの敵だ」
『迷走王 ボーダー』で蜂須賀とあちら側のボスが対決するくだり。表現者としての矜持が感じられて好きな場面
牛次郎&ビッグ錠『釘師サブやん』
ギャンブルをテーマに漫画描こうって思ったら、普通主人公が儲けた損したって話にしそうな所なのに、この漫画は主人公が客を儲けさせる/損させるっていう提供者の位置に立ってるのが凄い
さすがは70年代の少年マガジン
『逮捕しちゃうぞ』と、あのマス大山原作の『強くなる東洋食のすすめ』が同じ号で連載開始。全然毛色の違う作品がごった煮になってる雰囲気がモーニング・アフタヌーン系列誌の魅力…か?
中村真理子デビュー作『運命のファーストキス』(原作・岡崎智美、THAT'Sコミック 1980年12月5日)
狩撫麻礼+いつきたかし『青の雀鬼 ハイパー』(ビッグ麻雀、1986年7月号〜12月号)※未単行本化
全6話。年老いた女社長の巨額資金をバックに、高額レートで麻雀を打つ謎の男“ハイパー”の話。
作画のいつきさんは、かわぐちかいじさんの元アシスタントらしい
古林仁史『星に願いを』(1995年、ビッグコミックスピリッツ連載)
流れ星に願いごとをしたら、その全てが現実に叶ってしまった。しかし大人になってからその願いの代償を払わされることになる
奇怪な絵が多い漫画。マイナーながら面白かった
兵頭二十八&板橋しゅうほう『ヘクトパスカルズ』(1997年)
気象予報がテーマの漫画
まさにこの場面のように「小型、並=大したことない」と思われてしまうから、2000年には「小型、並の台風」という表現が廃止された。時代を感じるセリフ
三山のぼる『アルフ・ライラ・ワ・ライラ』(モーニングパーティー増刊 1986年7月8日号)
第3話「三つのお願い」※単行本未収録
なかなかくだらないショートコミック。久々に三山さんの未収録手に入って嬉しい
『LIVE!オデッセイ』(狩撫麻礼+谷口ジロー)冒頭の直介が描いているラブコメ風漫画。あだち充作品とか翔んだカップル的な絵柄? こういうのは谷口さん自ら描いてるのかな
牧村和美『ピンクレディ』第4話(スーパーコミック 1978年4月号)
扉絵からいきなり「男性ストリップやったからカゼひいたのかしら」発言
この絵柄でドラえもんでよく見る3字の口が出てくると笑ってしまう
「オレって平日は死んでて土曜日曜には生き返るワケね
要するに〝死体〟が家電屋の店員をやってるよーなもんよ」
(赤松文彦(=狩撫麻礼)& St.マーチン『よっ相棒』)
明日も死体ごっこしてる気持ちで仕事するかー