V林田さん編集の麻雀劇画短編集『牌は泣いている』が届いていた。どれも面白い
おくだたつおさんによる表題作、麻雀牌が主役なのか…。無生物がメインなのが浦沢義雄脚本を思わせる
漫画家のノイローゼで思い出すのは、小林まこと『青春少年マガジン』で疲労の末に希死念慮を起こす場面
この作品、他に精神を病んでいく大和田夏希さんや過労の末体を壊す小野新二さんもよくここまで描いた…と再読して感じる
「ボロボロ泣きながら描きました」という帯コメントも切実
うえやまとち『クッキングパパ』を読み返してたら、第3巻収録の話で、笑っていいともを見た田中が「よっくつづくなーこれも」と発言していた
この頃は、まさかクッキングパパがいいともを超える長寿になるとは思わなかったんだろうなあ
村野守美『さんささかやの…』(1978、大都社 ハードコミックス)
短篇集。東北の田舎町に流れてきた女は自殺の匂いを漂わせていた。面倒を嫌う地元民はそんな事されては困ると大騒ぎ
タイトルの「さんさ酒屋の」というのは民謡「秋田酒屋唄」の歌詞らしい。村野さんの絵は美しいな
池上遼一も、男組連載時の思い出漫画で白井勝也を書いていた。土足でアパートに乗り込んでくる鬼の編集者(笑)
狩撫、老人で印象的なのはボーダーの老ストリッパーの話。年老いてなお踊り続けるストリッパーへ花束を捧げる蜂須賀。
狩撫氏もまた最後まで作品を書き続け亡くなった
藤子・F・不二雄『並平家の一日』
超平凡家庭・並平家の長女が選んだ服から「これから超ミニが流行る!」と予想する場面
実際発表当時(1978年)現実ではどうだったのか
#ミニスカートの日
鳥山明のHETAPPIマンガ研究所の第1回
「どーせわたくしにはドクター・スランプという作品ぐらいしかございません」だって。そんな時代の話かー
ちゃんと読んだことなかった、たなか亜希夫『下北沢フォービート・ソルジャー』を読む
初期のまだまだ垢抜けない作風。第1話なんて主人公の見た目やスケベな性格がどくだみ荘みたいだ