狩撫作品におけるインターネットといえば、例えば『リバースエッジ 大川端探偵社』第8話「そのヒトは今…」
村木が足で調査してもうまくいかず、メグミちゃんがネットで調べたらあっさりWebサイトが見つかる。というのがあった
掲載は2009年頃。ネットを軽視できる時代ではないですね https://t.co/CKpeFxsK9w
由起賢二『たった二人の交響楽』(「彷徨の大地」第3話)
東京のエリート社員が北海道の牧場へ異動させられてしまい、最初はその境遇に苦悩するも、最後は自然の慈しみに感謝するようになる話
由起さんの「衣食足りても礼節を知らない日本人」へのメッセージが込められた作品
由起賢二『彷徨の大地』
動物がテーマの短篇集。もう最高です
第2話「The Wandering World」は野生の象とレンジャーの対決を描く
これは「象の習性を怒鳴ってくれ!」と言われてめっちゃ饒舌に象の解説をしてくれるシーン
由起賢二『闇の中の毛毱』(「彷徨の大地」第4話)
資産家の社長亡き後の息子と愛人の相続争いに、愛猫のチンチラがかかった奇病の話を重ねた短篇
昭和51年の作品なので、『野望の王国』より古い。なんとなく絵にホラー感がある
黒土三男&三山のぼる『用心棒売ります』
九州育ちの用心棒が主人公のアクションもの
バイオレンスな描写が多い一方で、京都や香港の情景描写がまた良いんですよ
三山のぼる『イングリッシュマン・イン・エヴェレスト』(「モーニング」2000年4月27日号)※単行本未収録
1999年5月にジョージ・マロリーの遺体が発見されたことを受けて描かれたノンフィクション作品。果たしてマロリーはエヴェレストの山頂を踏んだのか?という謎を検証する。良い見開きだ
ジョージ秋山『ドブゲロサマ』
青林工藝舎から復刊されたけれど、これはどうしてもガンガンコミックス版で読んでみたかった。ようやく入手できたぞ
これをリアルタイムで読まされたガンガン読者の気持ちを考えるだけで笑えてくる
「ぼうやはよいこだみんな死ねー♫♩♬♫♩」
『イラスト六法 わかりやすい離婚 改訂4版』(2004年、自由国民社)
タイトル通りの実用書で、イラスト担当がまさかの山川直人さん。『シアワセ行進曲』を読んだ後に読むと、シアワセが無さすぎて震える
あと1991年初版のイラストと2004年4版のイラストが混ざってて、山川さんの絵柄の変化も味わえます
三鷹公一『レディ★ドール』(1991、ジャンプスーパーコミックス)
悪党だけをターゲットにする女怪盗の話。まあまあありがちな内容
個人的に三鷹さんといえば、コロコロでBビーダマン爆外伝を連載してた人ってイメージなので、人間キャラをこんなにたくさん書いてるのを初めて見た
押川雲太朗『ダイナマイトダンディ』
「バレなきゃあイカサマじゃあねえんだぜ…」(by 空条承太郎)
という名言がありますが、この主人公・ワニ蔵の場合
「バレても、証拠品を粉砕すればイカサマじゃない」という清々しすぎる解決策を繰り出してきます。良いキャラだ