河田雄志『成りたがり』(2000、講談社 アッパーズKC)
勇気もない、力もない、知恵もない。でもヒーローになりたい。そんな男の物語
作者の河田さんは今や原作オンリーに転向してますけど、ソロ作品でもやっぱりビックリするくらいアホな漫画を描いていた
『ドラえもんの算数名探偵』(作画・さいとうはるお、1998年小学四年生11月号附録)
ニュージーランドに住んでるスネ夫のおじさん、という知らないキャラが登場。顔は当然骨川家の血筋
学年誌のドラえもん学習漫画にはずいぶん世話になったもんだ
遠崎史郎&谷口ジロー『K』
この「あんなのはクライマーのやることじゃない」って言ってるモブのおじさん、谷口ジローさん本人の顔に似てる気がするけど気のせいかな?
仲能健児『インドにて』『猿王』
前者は実録風のインド放浪記。後者は謎の猿に付け狙われる男の話
主人公がマリファナを服用する描写とか、実体験に基づいている? インドの魔力に触れるとヤバい漫画を描くようになるのかと感じた
伊藤わたる『空の扉』(1991、集英社 ジャンプスーパーコミックス)
短篇集。収録作「最後の一撃 -サバイバーショット-」は、当時トミーが発売していた光線銃を題材にしたもの
脳波をエネルギーに変換し、戦車やヘリコプターを一撃でぶっ飛ばすというコロコロホビー漫画のような凄い設定がなされている
宮谷一彦『港のヨーコヨコハマヨコスカ』(竹書房刊「人魚伝説」併録)
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの曲にインスパイアされた全5話の作品。美人に生まれたが故に運命に流され続けるヨーコの話。絵柄とマッチしてる
アンタあの娘のなんなのさ
こち亀56巻「This is お座敷 空の旅の巻」
部長の「何かあったら両津を機からおとせ!」とかいう鬼畜セリフを、こんな小さなコマでサラッと言わせるからこち亀は面白い
藤子・F・不二雄『ドラミちゃん』
そこまで買う気無かったんだけど、コンビニで表紙見たら買っちゃった。まあドラミ好きだし、造本もしっかりしてるから買ってよかった
「テレビ局をはじめたよ」より、「新聞ならどこのうちにもある」だって。時代だな
近藤ようこ『遠くにありて』
バブル時代。東京での生活に憧れるも就職が叶わず、地元にUターンして教師になった女性の話
主人公が嫌いな生まれ故郷「N市」って…元ネタ丸わかりですね。作中登場する駅はリニューアルされたし、ROSAも来年には無くなってしまう。でも都会コンプレックスは今も変わらない