手塚治虫『W3』を今更ながら、初めて読んだ。めちゃくちゃ良かったし、あのオチも感動しちゃった
野部利雄さんも『夢の道すじに…』という読切(「少年サンデー30周年記念増刊号」収録)で『W3』のラストの感動について語ってますが、単行本で除かれたコマなんてあったのか…いつものことだけど
たなか亜希夫 デビュー作『ビッグ・バッド・パパ』(ヤングコミック 1980年8月13日号)
恋人の父親はヤクザの首領。テニスで勝ったら交際を認めてやる!みたいな話
いや〜〜デビューの頃はこんな垢抜けない絵柄だったんですね〜
「おまえ」とか「わし」に傍点が振ってあるのがモロ小池一夫的文法
三山昇(=三山のぼる)『飛べない白鳥』(週刊漫画ゴラク 1978年10月26日号)。反骨精神を捨てた文学青年とバレリーナ志望だった女性の物語。重苦しくて暗い作品
『気分はもう戦争』にはスギウラゴロウという渡哲也主演「紅の流れ星」の主人公と同名キャラが出てくる。
同じく矢作俊彦原作の『オフィシャル・スパイ・ハンドブック』の主人公はフジカワゴロウというが、これはやはり渡哲也主演の「無頼」の主人公から引用したのかな
『釘師サブやん』(牛次郎+ビッグ錠)忍球玉バサミ!とかもっともらしく意味不明のパチンコ技を語っておきながら、結局「よういわんわ」の一言で自ら切り捨てる牛次郎先生の精神を大切にしたい
狩撫麻礼&神田たけ志『けものへん2』第2話(ヤングコミック 1980年6月11日号)※未単行本化
男3人トリオが諍いで解散寸前に…という話。カレー作りの描写がやたら濃厚
「俺は闇市派だから上げ底カレーの方が似合うなあ…」
「このカレーは俺流に作る! 手出しするなよッ!」
あすなひろし『ヌシとこんにちは!』(月刊コミックトム 1988年9月号)※単行本未収録
子供としか喋れない猫・ヌシと男の子のいっときの交流を描いた短篇。かわいい絵だ
あすなひろし名義の作品としてはほぼ最末期のものらしい
宮本茂さんにNG出された「剣を武器にするマリオ」が見られるのは『スーパーマリオブラザーズ外伝』だけ(多分)
藤子不二雄Aさんの連載コラム『パーマンの指定席』で、掲載当時に放送予定だった『まんが道 青春編』について触れられている。
こっちもNHKは再放送してくれないかな〜
(「月刊コミックトム」1987年8月号)