またさらにさらに興味深いのが「おもうさま」のキャラ設定で、ご気分が害されると雷が落ちるなど天候を急変させる能力？を持っている（２巻49ページより）。 気分と天候のシンクロ、天気を左右する力…まさに「即位礼のとき雨があがった、虹がかかった」というあの言説に直結するものでしょう。

『人類攻撃禽獣国会』というすごいつよそうな本に遭遇。あとでよもう。

#見た人もなにか無言で神仏習合をあげる

おなじ本ですが、「野菜」に「あおもの」、「馬鈴薯」に「ジャガタライモ」とかながふってあって明治時代を感じる。 親文字の読みそのままでないルビって戦前にはけっこう使われていて、マンガの吹き出し内で多用されるのの直系祖先かなと思ったり。

フジヤマは今もきれいだけど、しかし富士山こそいつまでその山容でいるのかは地球次第で人間がどうこうできることではないという

電車が混んでて席を譲らない、ってとこだけ今とおなじ。ここだけ改善されてないのもきょうみぶかい https://t.co/lmNrymot6Q

『妖艶探偵秘話 太平洋は波高し』 NDLデジコレより。客船密室ミステリ系…？

個人的にはこのキャラクターにもものすごく感動した。 大日本帝国が傀儡国家としてつくりあげた「南洋島嶼（ココリ）諸国連合」の女王さまである「亜里沙陛下」。（画像は同書p134） 大日本帝国の皇室との関わりは言及されておらず謎ですが（未完なのがもったいない…）、ある種「架空の皇族」の例で、

なかには「天照皇大神の祭日を制定してくれ」なる請願まであり、実際に閣議に諮られてさえいたらしい。 結論としてはもうすでに新嘗祭が祭日として定められててこれが伊勢神宮＝天照大神に関する祭日なのだから重ねて別に祭日をもうけるのは適当ならずということになった、と。すごい時代だよほんと。

後醍醐帝の表現がバケモノじみてるのもまた大変にいんしょうてきだった（第１巻第５話より）。 この作品に限らず後醍醐天皇がこんなふうに描かれがちなのもまた時代よな

乃木邸のすぐ隣にある祖霊社。乃木家の祖先と勝典、保典両息の御霊を祀っているそうで、境内でも一等清浄な雰囲気があります。

こんなことが定められた翌明治6年、太陽暦の採用に伴い祝祭日にも大改革が加えられ五節句の祝いは廃止、かわりにでてくるのが神武天皇関連の祭日。 重陽の日の国旗掲揚なんてまさに一瞬の泡沫のような景色ですが、もし「節句の祝いに旗を掲げる」世界線の大日本帝国が続いてたら…とか妄想してしまう