なぞの概念図

明治40年代の化粧品「クイーン白粉」「クイーン水」の広告。このクイーンはビクトリア女王かな。こういう商品もあったんですね。英王室に許可とってるわけではないと思うけど。

さらには「いろは歌」も弘法大師の作である、と。 いろは歌つくって五十音表もつくったのなら、日本語のインデックス体系ほぼ100％弘法大師に依存してることになっちゃう。 お大師様文化背負わされすぎだ。

『万国奇談』という本の挿絵ですが、本文には「絶大の女子（おなご）地中より首を出せるに似たり」と書いてあるのに挿絵は完全にオッサンという齟齬がまたなんとも味わい深い。 まだスフィンクスが首から下埋まってる時代。

そしてこれもまた「描かずに描く」天皇表現の正統な後継では。御簾の向こうから存在感だけを示す、というパターン。 天皇表現の遺伝子はとてつもなく強固。

醤油はやっぱりキッコーマタ

戦時下の資料をみてるといろんな「○○報国」がでてきましてそれも報国かいと思うのですが、ブラタモリで「温泉報国」をきくとは。 こちらは「燃料報国」と「服飾報国」の広告。なんでもかんでも報国です。

明治時代の農業書をながめていたら、みかんの施肥について「人糞犬猫の死体を根際に埋むべし」だって。 時の流れを感じる。昔話に「猫の口から生えてきた毒カボチャ」みたいなのがあったけど、こういう時代背景もあったのか…

前年の明治5年には、海軍で 「上巳、端午、七夕、重陽　右ノ四節ニハ各艦檣上ニ御国旗ヲ引揚ル事」 3月3日、5月5日、7月7日、9月9日の節句には軍艦のマストに国旗を掲げるようにというきまりまでつくられてたのに。日本が近世以前を切り離して新しい価値観でやってきましょうと模索するちょうど端境期

祝賀御列の儀記念・超個人的「祝賀御列の儀の日に読みたい天皇マンガランキング」 第１位 『恋はいつもアマンドピンク』（赤星たみこ・双葉社） これこそまさに今日読みたいマンガ。わかる人にはすぐわかる、若い人にはピンとこないかもしれない「ひろのみやひこ」さんが大活躍するマンガです（続

聖蹟、かわっていたりいなかったり。 こちらは横須賀の「明治天皇御駐蹕」碑ですが、上が90年前、下が現在。かわってないようで細かくみると違いもあり、そういうのを見ていくととても興味深く感じられます（画像は同人誌から。こんなネタをいろいろまとめてます） https://t.co/Q4xPum3GPQ

概念と結合された正宗