”ソースをジャブジャブとかける。フォークで抑えてナイフで切る。” ” コロモが厚いし、こっちの手並みもわるいからコロモの中身が、ソースの海を泳いで皿からテーブルの上に走り出してしまうのだ。”

明治時代、下層労働者向けの内臓焼肉として生まれた焼鳥ですが、大正時代になるとその客層に変化が生じます。 大正３年発行の「生活難退治」において、焼鳥屋台は「縁日へ店を出して一圓二三十銭の収入が得られる」とあります。

店頭には藤子不二雄Ａ先生『まんが道』の１ページが貼ってありました。 いやいやＡ先生、いくらなんでも女の子が６杯のラーメンをおかもちに入れて、片手で持つなんてむりでしょうよ、と思っていたのですが……

”東京の人の為んのは、其白粥を冷飯に掛ける事やテ”

”明治以降の日本の食物は、略三つの著しい傾向を示して居ることは爭へない。その一つは温かいものの多くなつたこと、二つには柔かいものの好まるるやうになつたこと、其三には即ち何人も心付くやうに、概して食ふものの甘くなつて來たことである。”

どうやら、ラーメンが横浜や東京の人々の心をとらえた理由の一つは、日本蕎麦にくらべて安くて量が多いことにあったようなのです。 しかし、昨日述べたように、昭和３０年代ぐらいまでのラーメン丼は小さく、とても量が多いようには見えません。

この「碌でなしの人間」をお得意とする「下等飲食店」が、深川飯、牛飯、牛飯の馬肉版である馬肉飯、丸三饂飩でした。

”若い貴族院議員のＡは同じ議員仲間のＢから、鮨の趣味は握るそばから、手掴みで食う屋台の鮨でなければ解らないと云うような通を頻りに説かれた。Ａは何時かその立食いをやってみようと考えた。そして屋台の旨いと云う鮨屋を教わって置いた。”

”昔は、あそこはどうしてあんなにまずいのだろう、あそこは食べられたものではない、といわれるような料理屋が、ときどきあったものです。当節は、どんな料理屋でも、そんな店はとても考えられません。これは、化学調味料のおかげだとおもいます”

鳥井信治郎も薬種問屋で修行した後に独立し、「赤玉ポートワイン」を発売しますが、当初は薬としての効果を前面に出して宣伝していました。 https://t.co/7OhYcmsqOh 薬なので毎朝飲むことが推奨されています。

朝食には「飯」がでています。 当時の食習慣からして、おそらく味噌汁やお新香も食べていると思いますが、当たり前すぎて献立に記述する必要はないと判断されたのかもしれません。 それはともかく奇妙なことに、ご飯と一緒に「パン」が供されています。

藤子不二雄Ａ『まんが道』にでてくる、トキワ荘の漫画家たち御用達松葉のラーメン。 出前の女の子は、岡持ちに６つのラーメンを入れ、片手で配達をしています。その重量は随分と軽いようです。 ラーメン丼の直径は、割り箸の長さより小さいです。