極々一部で熱狂的なフェチがいるらしい「女性切腹」
私には理解不可能な世界ではあるが、最初にこのテーマを扱った漫画(エロ雑誌以外)の一つに坂上泰夫「女切腹」(太平洋文庫/1963年)がある
ただ、切腹の作法など無視して、着物の上から刀をぶっ刺しているので、切腹マニアからのウケは悪いかも…
吠夢・画「人々に夜空を見上げさせた男・矢追純一物語」
まあ、内容に関しては正直どうでもいいが、放送作家だった青島幸男のエピソードはかなりくる
あんな脳天気な「ホンダラ行進曲」の裏にこんな陰惨極まりない事件が潜んでいたとは…
都知事にまでなった御仁はやはり違う
https://t.co/6D2UTssUHq
あくまで推測だが、貸本漫画家の丸山たかし先生は「桑原たかし」に改名して、しぶとく活躍したのではなかろうか?
とは言え、推測の根拠は、丸山たかし「炎上」(文洋社/左の二枚)と、桑原たかし「墓場から来た天使」(1968年「アパッチ」新年号/右の二枚)のみ
目元がかなり似てると思うのだけど…
古賀新一先生のアダルト版「エコエコアザラク」こと「魔女の棺」
ヒロインの棺魔子は、どう見ても、黒井ミサなキャラで、呪文はオリジナルらしき「ルキフェル カベラ カベラ」(呪文はこれしか唱えません)
この呪文の元ネタについて心当たりのある方がおられましたら、ご一報いただけると幸いです!
しのざき守「必殺艇」(「戦争⑤」(あかしや書房)収録)
島尾敏雄の小説で有名な「震洋」(爆薬を装備した特攻ボート)が扱われ、珍しいと思う
作中では、上官が部下に「生命は大切にしろよ」と言うが、実際はどうなのだろうか?
史実通り、震洋は大した成果をあげず、主人公は特攻して死亡
空しい…
同じ東邦漫画出版社の「継母の座」(160円)
父親は亡く、母親は映画女優のスターである故に、別の家庭で育てられたヒロインが、父方の祖父もとに引き取られて…という物語
小学生でありながら、軽井沢から果ては北海道まで、母親を追うヒロインが印象的
にしても、昔は芸人って差別されていたんですね
話のついでに、太田康介「RE型血液」(「オール怪談・23」)
血液について何かで読んで、描かれたのでは?
と言っても、有毒な缶詰を食べた為に、血液中に有毒細胞が繁殖し、血液が生物を襲うようになるという、荒唐無稽な内容
「人喰いアメーバ」を扱った先駆的作品と言えるかも…
意外と面白いです
@miyabikoutarou 貸本時代以降、みき先生は雑誌に活躍の場を移した模様
「無理心中に賭けた女」(1969年「コミックミステリー」7月特大号)
内容はやっぱり、男女関係にまつわるサスペンス
ただ、1970年代以降の詳細は、私には不明です
もし、ご存命なら先日で80歳
誰か、御本人を御存知の方はおられませんでしょうか?
東京トップ社で貸本を量産したものの、余り評価されていない(気のする)佐藤よしろう先生
貸本時代以降の消息は不明だったが、「増刊漫画ストーリー 1968年5月4日号」の「ビッグ石原」は佐藤先生の別名では?
渋いウェスタン劇画(多分、原作あり)
南北戦争後の米国社会が描かれていて、新鮮に感じた
中島利行先生の漫画で最も読まれたと思われる「学研まんが人物日本史 織田信長」
小学生の頃、読んだが、明智光秀が気の毒で気の毒で仕方がなかった
約三十年ぶりに読み返しても、やっぱり同じ印象(浅井長政とお市も心を打つ)
この漫画で織田信長は粗暴というイメージを持つようになり、正直、嫌いだ
マイナーな作品ですが、サツキ貫太先生「古沼の記憶」(「怪談64」収録)もあります
古沼に入水して、蟹に転生した少女が、恋人を殺した男達に復讐する…という内容で、いい年こいた大人が蟹一匹に血相を変えて、大騒ぎをする描写は微笑ましいものがあります
「蟹・ホラー」の逸品だと勝手に信じてます