松本正彦「玩具戦争」(滝田ゆう「ヌケタン」併録)
突如、おもちゃがあらゆる文明の産物を食べ始め、物質主義的社会が崩壊する…という一種のユートピアSFもの
正直、安直な内容であるが、作者の学歴社会への憤りだけはひしひしと伝わる
裸一貫でも人間は生きていける…と訴えたかったのかもしれない
「パーマン」が好きで、てんとう虫コミックスをよく読んでいたけど、パーマンに五号がいた事を、最近になって知った!!
正体は「一才半の赤ちゃん」だが、選ばれた理由は不明
「パーマン」旧作は諸事情により、現在では読むのが困難な回ばかりなので、本当に何とかしてほしい
今読んでも面白いですよ!!
忍者マンガには実に様々な忍法が登場するが、忍法「乳首」には久方ぶりに心が震えた。
やはり、「女忍者(くのいち)もの」には夢が溢れている。
こういう漫画がもっと読みたい!!
(画像の池田弘志「女忍風を斬る」は「セブン8」1968年9月増刊号に収録)
ダリ「記憶の固執」は様々な影響を与えているが、「エコエコアザラク」(「ほら穴」)にもあった
溶けている時計はズバリ、ダリだが、その右横にある、顔が二つある人形等が何なのかがさっぱりわからない
心当たりのある方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけると幸いです(こればっかりですが…)
花輪和一「ゴジラの国」
プラモデル狂の老人が、長年作り続けたプラモをゴジラに破壊され、得た悟りとは…という内容
趣味への執念と有限な人生の板挟みに苦しみつつ、自己の人生をゴジラの歴史に重ねた「私漫画」の傑作ではなかろうか?
「たとえゴミになっても、夢中になっている時間が大切なんだ」
入江しげる「お転婆チョ子」(1956年/富士見出版社)
「おセンチいけ」の話に「S」という言葉が出てくる
調べた所、「S」は「シスター」の頭文字で、現在の「百合」に相当するらしい
この漫画は「少女世界」掲載とのことなので、当時、「S」はまだ一般的なものだった模様
https://t.co/5ebyQ9K8ZL
「土曜漫画1970年10/23号」に、阪本誠一(akaヒモトタロウ)先生による、TV版「ハレンチ学園」の取材漫画が掲載されている
「ハレンチ学園」には、原作も映画もTV版もほとんど接していないが、そんな私にも、当時の熱狂だけは多少なりとも感じ取れる
私が産まれる前の話だけど、大騒動だったみたい
一峰大二「人食いたばこ」
題名からは想像つかないが、自動車事故で殺された少年の幽霊がドライバーに復讐する話
怪奇マンガにはよくある内容だが、轢き逃げではなく、加害者は「上級国民」という所がミソ
池袋の件がある為、読んでる間、腹が立って仕方がない
ラストはド派手な最期が待ち受けてます!!
故・辰巳ヨシヒロ先生の「男はつらいぜ」
未来にも「フーテンの寅さん」はいるらしい。(ロボットだけど…)
「ロボット用のトルコ」がどういう所か、気になって仕方がない。
映画化を希望しております。
(「SFもどき」に収録)
https://t.co/hsWY8zQUvM
歌川大雅「ぬめ肌捕物帖 お化け稲荷」(1967年「週刊漫画Q」7/26号)
ストーリー云々よりも「女ぎらいの男だけ秘密結社胸毛会」のネーミングに痺れる
ここまでストレートだと逆にすがすがしく感じ…ないなあ、胸毛会…
あと、レズってる芸者が化け傘に襲われる描写はやたら力(リキ)、入ってます!