手元にあった、平田弘史先生の貸本漫画を読んでいたら、豪快な残酷描写があって、度肝を抜かれた!
(「魔像・66」収録の「百姓二人」)
「百姓二人」は、ぶんか社からのコンビニ・コミック「平田弘史の超絶士魂伝説」に収録されておりますので、興味ある方はどうぞ
滋味豊かな、心に染み入る作品です
横山まさみち「屠殺者」
食肉生体検査所に逃亡中のライフル男が押し入る。緊張の中、「ソクラテス」と綽名される、ウスノロの屠殺係は逃亡犯に、蟻の世界と人間の世界の差異について滾々と説き始める…という内容
不思議な味わいのあるサスペンスで、結末がわかりやすければ、佳作になったのになあ…
スポーツ漫画には興味がないが、大貫哲義・原作/阿部兼士・漫画「挑戦兄弟」が気になっている
一話しか読んでないので詳細は不明だが、「サッカー meets 日本の古武道」な内容らしい
「少林サッカー」(未見)を先取りしてるかも…
当時(1969年)はサッカー人気がなく、埋もれてしまったのだろうか?
吉田竜美(龍美)先生のスプラッター時代劇「妖剣の掟」(セントラル文庫/170円)
冒頭の人物紹介では、主要人物の他に、「すぐ斬られて死んでしまう男」や「死を急ぐ男」まで紹介していて、とてもリーダー・フレンドリー!!
「死にたくないのに殺されてしまう男」というのは「せつなさ炸裂」だなあ…
小学生の時のトラウマ、手塚治虫先生「ザ・クレーター②」
実は、今も苦手(特に、身体両断のシーンと、いけにえの断首のシーン)
改めて読むと、語りの上手さに驚く
元ネタがあっても、それを巧みにアレンジして、自分の作品に仕立て上げている
スポ根以外はどんなジャンルでも描けたというのも頷ける
滝田ゆう先生と言えば、何とも形容しがたい独特の絵柄であるが、「宝石」には、少女漫画のような清楚な女性キャラが描かれている
私の乏しい知識では断言はできないものの、この手のキャラは珍しいのでは?
個人的には、このキャラはいいと思う
でも、やはり「滝田ゆう・ワールド」にはミスマッチかも
(センシティブな内容故、注意)
「漫Q身の下相談室 生理の前後に狂っちゃいます!」
月経の間、やたら発情したり、万引きしたり、産婦人科医に子宮を取れと詰め寄ったりと、はた迷惑な女性からの相談
私は男なので女性の身体の事は全くわからないけど、解答者にボロクソ書かれても、仕方がないと思う…
@manga_gorilla ヒロインが、母親にいじめ殺された祖母の声を幻聴するシーンと、どんな些細な音も我慢できなくなり、母親に雨の音を止めるよう懇願するシーンは、ヒロインの異常さを浮き彫りにして、素晴らしいと思います。
今、読んでも、生々しいのでは?
ついでに、ストリッパーがヒロインの貸本漫画作品がある
川田漫一先生「愛よしあわせに」(「アイドル①」(八光プロ/220円)収録)
残念ながら、ストリップのシーンはなく、ポスターのみ(昔は、ストリップが地方巡業していたのだろうか?)
印象に残るは、むっつりスケベな主人公のツラばかりだなあ
最近、多摩海人という漫画家が気になっている
唐沢俊一氏は「超カルト作品」と評したが、確かに、そのスジの人には絶大にアピールするものがある
ストーリーが独特で、それにあの素朴な絵が組み合わさると、怪奇とはまた別の何かに横滑りしているように思う
その何かをうまく言葉で表せず、もどかしい
便所と怪談は相性がいいのに、昔の怪奇漫画ではあまり扱われていない気がする
(例:池川伸一「白髪娘の呪い」https://t.co/zz0ykJE0m3)
ただ、怪談話としてなら、池川伸治「愛子の鬼ボクロ」収録の「僕の想い出」に記載がある
1950年頃既に「あかい紙 白い紙」の怪談が存在していたとは驚きです!