さがみゆき先生「ほくそ笑む少女」にて「007」に関する会話が出てくる
ヒロインがアツく語るシーンは、さが先生が「007」のファンだったと思わせるフシあり(違ってたら、ごめんなさい)
にしても、「サンシンボール作戦」、好きだなあ(サインペンで書きとばしているところもいい!)
ついでに、金田君子名義「泥だらけの太陽」をご紹介
ヒロインは、殺人の冤罪で獄死した母の仇をとるため、暴力団に潜入した娘
殺伐とした内容かと思いきや、登場人物は皆、善人で、売り文句の「純愛ドラマ」と違わぬ展開(ドンパチ等、一切なし)
荒削りな出来であるが、ヤ※ザが出てくる点で貴重かも
東京トップ社で貸本を量産したものの、余り評価されていない(気のする)佐藤よしろう先生
貸本時代以降の消息は不明だったが、「増刊漫画ストーリー 1968年5月4日号」の「ビッグ石原」は佐藤先生の別名では?
渋いウェスタン劇画(多分、原作あり)
南北戦争後の米国社会が描かれていて、新鮮に感じた
怪奇漫画では授業でしゅっちゅう「カエルの解剖」をしている気がしているが、入江しげる先生「すみれさんのマスコット物語」(「少女ブック」1956年6月号付録)は「カエルの解剖」が登場する最初期の漫画の一つでは?と考えている
少女漫画なのに解剖シーンがやけにリアルで、作者の実体験だったのかも
本田正臣「スポーツマン桃太郎」(榎本法令館/30円)
タイトルからしてパチモン・オーラがムンムンで、内容もビミョ~(作者の名誉の為に言っておくと「スポーツマン金太郎」より早い)
ただし、表紙の「桃のイラストのふんどし」はなかなかオシャレで、これだけで記憶に留める価値はあると思っている
個人的に心霊写真と言えば、黒田みのる、故・冝保愛子、稲川淳二さんの三人
中でも黒田みのるが頭一つ突き抜けている感じだが、心霊写真の鑑定でもやっぱり「炎の業」を使っている
(画像は「見えない愛」(「体験恐怖KAN No.3」1992年)より)
ここ迄している割には、どうも胡散臭い写真が多い気が…
巻末の読者コーナーには、当時、18歳(!)の川崎三枝子先生の自己紹介マンガがあって、本編との落差が非常に味わい深い
これは第一回とのことで、第二回がめっちゃ気になるが、次回予告にある「ガラスの人形」って実在するのだろうか?
もしも、詳細をお知りの方がおられましたら、教えて下さいませ
トイレを舞台にした怪談話は多々あれど、鬼美倭瑠衣先生「推薦できないトイレ」ほど、スぺクタルな作品はないのではなかろうか?
トイレでブリブリなモンスターの群れに襲われた少女の運命は…?!
驚愕のラストは脱力必至です…
(「コミック版学校の怪談①」(秋田書店/1994年10月30日発行)に掲載)
舟野竜助「八方戦士 一刀斉、敗れたり」(東京トップ社/220円)
真剣恐怖症の剣士が、神の使いとその仲間の中太(ネズミみたいな奴)の下で修業に励む…という内容
「SF剣豪時代劇画」との事だが、絶対にSFではない
しかも、後半、「風の谷」で風神と戦うというワケのわからなさ
ヘンな漫画です