暑い夏…
そんな夏の風物詩と言えば「扇風機」だが、扇風機が人を襲う漫画があった
御茶漬海苔先生「妖怪物語 第21話 妖怪アンチック堂 妖怪せんぷう機の巻」
内容は画像を見ての通りで、人が扇風機に切り刻まれる話
いばら美喜「みな殺し」を彷彿させる
他にも扇風機が人を襲う漫画はあるのだろうか?
(グロあり。閲覧注意)
谷間夢路 meets ジェフリー・ダーマ―!!
内容に関しては、まあ、その…何ちゅ~か…何ちゅ~か…何ちゅ~か…(fade out)
ともあれ、被害者に「エクソシスト」を見せていたり、ロボトミー手術のシーンもあり、内容は意外ときっちりしているみたい
でも、電子書籍化は無理そう…
佐々岡けんじ「濡れこぼし」(1976年「週刊実話雑誌2/1号)
スキンを買いに行った女性が、スキン自販機の前にいた男二人に凌辱される内容
元・水木プロの佐々岡健次先生の作品らしいが、知識不足でよくわからない
絵的には池上隆一先生を彷彿させる所がある
ハードなシーンは割愛してます(ごめんね)
何気なく怪奇漫画を読んでいたら、あのイエス・キリストでも言えそうにないセリフを目の当たりにして、心の震えを抑えることができない
(画像は神田森莉先生「ヤンキーバリバリ吸血伝説」(「ホラーM」2000年3月1日発行)より)
「ヤンキーバリバリ吸血伝説」傑作!(つちのこ堂さんのお気に入り?)
あと、この本で注目すべきは、作品紹介
勿論、許可なんか取っておらず、五島先生が頑張って真似している
でも、「荻生」望都と間違えるなんて、当時は今ほど有名でなかったとしても、問題あり過ぎ
里中満智子先生や山本鈴美香先生の模写も味わい深い
でも、「燃えろ!スパイク」はほとんど落書きだな…
王穴子先生の正体が判明したついでに、南口エリ先生についても明らかにならないだろうか
南口エリ先生は「バージン劇画家」との事で、1972~73年の「漫画Q」に「喫茶店ウェイトレスのエロ体験」を描いている(が、二作しか読んでないので、詳細は不明)
ただし、女性と見せかけて、野郎の可能性もあり
同雑誌に掲載の、緑川ほうれんそ「なめネコ」
と言っても、「(女性のおマタを)なめネコ」というサイテ~仕様で、故・谷岡ヤスジ先生のバター犬と夢の共演
更には、雪女や雪男まで出て来て、ワケわからない…
緑川ほうれんそ先生は検索すると、妙な新書しか出てこないが、どういう御方なのだろうか?
笠原倫先生「蛮勇なり」に、「金網で顔面トコロテン」という描写があり、久々にシビれた!!
こんなステキな残酷描写に巡り合えたので、広島風お好み焼き屋の爺の店員の態度がクソ悪かったことも許せてしまう気分です
(性的な内容の為、その手が嫌いな方や女性は読まない方が賢明です)
宮本武蔵を扱った作品は幾多とあれど、「武蔵が夢精する描写」があるのは、中島利行先生「吠えろムサシ 地の巻」だけかもしれない(違ったらゴメンね)
相変わらず、中島先生の描く美少女は可憐で、武蔵が漏らす気持ちはよくわかる
羽生生純先生はギャグ漫画で高名だが、怪奇漫画ともすこぶる相性が良い
負の方面にリアルな絵柄と毒々しさに満ちた色遣いの為に、ベタな怪談でも、非常に不気味
ホラーとギャグは紙一重と言われるが、「ギャグでもちゃんとホラーしてる」というのは意外にレア
一度、本格的に怪奇漫画に挑戦して欲しい
中島徳博「番長が行く」
今は滅びたジャンル「番長もの」の力作
表紙の番長は爽やかだが、これはしきはるみ先生が描かれたようで、実際は中表紙のようなむっさい感じ
勉強はできないけれど気は優しくて力持ちの番長、その子分たち、彼が憧れるマドンナ、一癖も二癖もある転校生、彼を敵視する(続く)