楳図かずお先生の「ねむり少女」に出てくる、お魚の枕が何かとってもオシャレ!
妙なところで妙なセンスを発揮するのは流石、楳図先生だと思いました。(褒めてます)
普通の枕を描くのでは、物足りなかったんでしょうか?
月宮よしと(美兎)の女性キャラは「特徴は…三白眼なことで、とてもコワイ」(エロマンガ・マニアックス)と評されたが、まさに言い得て妙
この画像は、母子の感動的な再会を描いているが、見ていると、横隔膜の辺りから、色々とこみ上げてくるものがあり、実に味わい深いと思う
(画像は「蜘蛛女」)
ストーリーは小島剛夕先生の「蛇眼」に影響を受けていると思う
ただ、それだとオリジナリティー不足と考えたのか、主人公の生い立ちに、蛇を食う男や大猿に育てられたという設定を追加した模様
サリドマイド薬禍を引き合いに出して、社会派かと思いきや、蛇人間のオカルト話が出たりで、何かと分裂的…
好美のぼる先生の作品に「怪奇!手相コミック」があるが、井出知香恵先生は「レディコミ」と「手相」をブレンド
「運勢劇画《手相編》掌線にかける奈津子」
失恋したOLが手相占いで立ち直り、女の幸せを掴む迄の波乱の物語
「トラブル発生→手相を見て解決」が基本
ベッドシーンの後でも手相を見てます
石原はるひこ先生は初期は繊細かつ幻想的な作風だったが、徐々に同郷の山上たつひこ先生に似た作風となる
個人的にはこの手の作品には魅力を感じず、「ほうれん荘奇譚」なんか、この題名にこのキャラでバッタモンのオーラしかない
ただ、石原先生の名誉の為に言っておくと、「マカロニ」よりも早いです
巴里夫先生の漫画に出てくる幽霊も良い感じだが、「夕顔の精」も負けず劣らず味わい深い
(画像は「三つの花によせて」(1958年/鈴木出版株式会社)収録の、いそじましげじ(磯島重二)名義「ゆうがお」より)
妖精と言っても、もろに仮装だが、逆さのマスカレードマスク(?)の怪しいセンスがステキ
古山寛「闇が呼んでいる」
内容に関しては、以下のサイトを参照の事
https://t.co/lJQNellVH7
古山寛先生は貸本漫画とは思えない、非常に高度な内容の作品を発表しているが、どんな方なのだろうか?
「諸星大二郎先生に先駆けた、伝奇ホラーの元祖の御一人」と形容しても構わないと私個人は思っている
三田京佳(aka 三田京子)「あたし好みの男」(「特集夜話」1973年2月号)
三田京佳は中国が舞台の作品が多いのだが、現代ものは初めて見た
冒頭のヤバいオーラのヒロインで色々と期待してしまうが、内容は色男の上司に接近したら子持ちだった…というショ~もないもの
松下哲也先生がアシストしてます
「幸はいつの日に」(170円/1962年8/11)
ゆり子の邸に住む、孤児のさとる。中学生になる前、ゆり子は彼と付き合う事を親に禁止される。二人は友達でいようと約束するが…という内容
「孤児・身分の壁・無理解な親」と池川先生らしい要素が満載
青臭い反抗は当然、大人に通用せず、読後感は暗いです