中島利行先生の漫画で最も読まれたと思われる「学研まんが人物日本史 織田信長」
小学生の頃、読んだが、明智光秀が気の毒で気の毒で仕方がなかった
約三十年ぶりに読み返しても、やっぱり同じ印象(浅井長政とお市も心を打つ)
この漫画で織田信長は粗暴というイメージを持つようになり、正直、嫌いだ
西たけろう先生の西本武三郎名義の「五人目の仇」(「鉄扇」(めばえ書房/150円)収録)
作者には珍しい時代物で、謎の連続殺人、被害者の過去、捨てた子供との再会と、ミステリーとしてうまくまとまっている
絵柄はあの「ドス黒さ」が全くないが、常連キャラ「左一角」が既に存在するのが興味深い
いろんな爆弾はあれど、蛙爆弾というのは初めて見た
なかなかの威力です
(画像は、橋本将次「蟇(ガマ)侍」(兎月書房)より)
丘野ルミ先生の別名義・ケーン笹野「大スパイ作戦 A1指令」(「漫画パンチ」(芳文社)1969年11月12日号)
題名からわかるように「スパイ大作戦」のパクリ
非常にユル~い内容で、スパイ映画のようなカッコ良さは皆無(でも、そこがいい!!)
指令が、百貨店の贈り物というところが日本的で好きです
@MANGA10412607 あの返信から二か月以上経ってしまい、恐縮しきりですが、「星からの少女」と「聖少女の裂けた顔」の差異をチェックしてみました
https://t.co/K0mwoIswtp
と言いましても、「聖少女」の方が5ページ、削られているぐらいで、大きな変更はありません
遅れたお詫びとして、冒頭のカラーページをどうぞ
「ろくろ首」(首が伸びる方)という妖怪がいるが、二駅ずい先生「彼女はろくろ首」や鬼太郎のアニメ版の影響のせいか、随分とメジャーになった模様
この流れに乗って、元祖(?)・ろくろ首ガール、ユー子ちゃんも注目を集めて欲しい
ちなみに、ユー子ちゃんは、妖怪ではなく、あくまでも幽霊です
あくまで推測だが、少年漫画誌で最初に「オナニー」を(直接的ではないにしろ)描写したのは、ジョージ秋山先生「告白」第一回目(1971年「少年サンデー」3/14号)ではなかろうか?
私の漫画の読書量は(怪奇もの以外は)微々たるものなので、見当違いな意見かもしれない
ともあれ、生臭い話でごめんね
東日本大震災から八年
私は西の方に住んでいて、直接的な被害はなかったが、津波で廃墟と化した町並みを目にすると、やはり無力感に襲われる
そんな今日、ひぐらしカンナ先生「心霊相談」の一話をふっと思い出した
無断転載で申し訳ないけれど、しみじみと心に染み入る内容だと思う
全ての霊に安らぎを
「首斬り朝」には「胴斬り」(罪人の死体で刀の切れ味を試すこと)の描写があるが、これを漫画で最初に扱ったのは、故・平田弘史先生「残影」(1963年/「魔像67」)かもしれない
人を斬ってみたいと悶々とする若侍達の描写は鮮やかで面白いが、つまらぬ虚栄心が思わぬ悲劇をもたらすラストはほろ苦い
「ビデオドローム」に最も影響を受けた漫画は間違いなく、あつたゆりこ先生「悪霊夢」
https://t.co/CgQ4eU66Ig
読み直すと、観た事のある描写がちらほら
ちなみに、「悪霊夢」の前身が「恐怖!テレビドローム」
こちらはテレビの画面から悪霊の出てくる描写があり、「貞子」の元祖と言われております