「宇宙戦争」は同年に日本公開され、当時の漫画に影響を与えている模様
司孝平「地底王国の魔人」(130円/出版社不明)
この作品に出てくる火星人の戦闘兵器は絶対に映画がベースのはず
ただ、内容は侵略SFなのに、「お祭り騒ぎ」な雰囲気があって、どこか牧歌的
映画版「宇宙戦争」より面白いと思う
バッタモンをもう一つ
志津三郎「柳生ヒエン」(くぎプロ)
父親を秀吉に殺された少年が、大和忍者の部落に匿われ、修行に励む…という内容
ぶっちゃけ、劣化コピーだが、読めば読む程、味わい深くなるフシギ…
白土三平ファンの方に感想を聞いてみたい
ちなみに、表紙のゴリラは本編には出てきません
個人的に、楳図かずお先生の女性キャラには全く心惹かれない
だが、「おろち」の一話「骨」での、看護婦姿の「おろち」に図らずも、ときめいてしまった
病人がいくら苦しんでいようと、顔色ひとつ変えそうにないところが魅力♡
(ちなみに、「おろち」の笑顔のシーンはなかなかレアではなかろうか?)
1970年代のひばり書房で、西洋のモンスターを題材にした怪奇漫画を描いていた、五島慎太郎先生
先生の作品では、パトカーのサイレン音は「ボヨッ ボヨッ ボヨッ」
実に緊張感に欠ける擬音で、味わい深く感じる
個人的には「北斗の拳」(ファミコンでの一作目)でのザコ敵破裂の効果音を連想しました
ようやくですが、「秋乃ヶ池」という作品と判明
両親を亡くした、侍の姉妹。姉が池に身投げした十日後、姉の死の真相が明らかになる…という短編
「恐怖の館」の出版社がリイド社なので、その関係で描かれたのだろうが、他にさいとう先生の掲載作品はない模様
「秋乃ヶ池」の元ネタは何なのだろうか?
「週末株式会社」では、「地球のシン」が腐っていて、梅毒だと第三期とのこと(梅毒は症状が出にくいので、うまい喩えかも)
あの当時でそうなら、今はもう第四期だろう
戦争、異常気象…あちこちでトラブルが噴出しながらも、ヤバいヤバいとバカみたいに繰り返しながら、人類は絶滅に突き進むのだろう
「雨月の里」は「仏草」(1991年「スペクター」No16)のリメイク
カップルが仏草を探して山奥に行き、美女の住む家に泊まるのだが…という内容で、ストーリーは全く一緒(大きな違いは濡れ場の有無のみ)
「トイレがない!」シーンも同じ展開で、ここまで来ると、焼き直しであっても逆に清々しい…かも
「きれいな秘密」(190円/1963年頃)
赤ん坊を捨て、外国で成功した女性が帰国して、娘と再会するが…という内容
個人的には、石焼きイモ売りの描写が興味深かった
石焼きイモっていつ頃からあるんだろうか?
この漫画から判断する限りでは、1960年代前半には既に石焼きイモは冬の風物詩だったみたい