こんな当たり前の「ミサイルより外交を」に噛みつく人が多いのもまたオーウェル「一九八四年」に描かれてます。「プロールが求めているものそれはアルコール・ポルノ・ギャンブル・バカ騒ぎ。そして素朴な愛国心だ」「党から与えられる周期的な隣国への憎悪に熱狂している」。
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どうして僕が「言葉」というものに強く肩入れするかというと「一九八四年」でオーウェルが書いてます。「言葉を破壊すれば思考の幅は自然と縮小される」。各所で紙の本は「出版社から取り寄せ」になってますがいくつかはまだ在庫あります。青山ブックセンターさんですとか。
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えーっとバズってるのでせっかくなので世界一有名なディストピア小説じゃないでしょうか、オーウェルの「一九八四年」をマンガ化しているのでよかったらチェックしてみてください。電子もあります。ビッグ・ブラザー・イズ・ウォッチング・ユー。
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おくやまゆかさん「空梅雨日記」は、おくやまさんの目を通すとけっこうしんどいはずの毎日がワンダーと愛に満ちていることに気づかされるというか、いや、本当は僕たちも知っているはずのそんなワンダーや愛にあらためて気づかされて、にこにこしてしまう。あと間違いなく回転ずしに行きたくなる。
森環さん「6月の手紙」は、招待の手紙を受け取った女性が友人の男性を訪ねる――という「ミッション」のお話。淡い詩のような絵のなか、一瞬女性が目を丸くするんですけど、その目がめちゃくちゃ好き。これも男女の友情がなんの留保もなく表現されていて、その「当たり前さ」も居心地がいいんです。
石山さやかさん「小さくなる話」は小さくなってしまっていた女性の話で、コロナ禍の状況を描いたということを知って「元の世界に戻ることは難しいかもしれない」という気持ちと、それでも前向きに生きていこうとする風通しのよさとを感じて、僕自身の実感と近くて読んでいて心強い気持ちになる。
矢部太郎さん「おおきいおうち」は『大家さんとぼく』の正統な続篇ともいえるような作品(!)で、引っ越された矢部さんの新しいおうちと、子どものころに住んでいたおうちの記憶をめぐる冒険の「はじまり」なのだけど、懐かしさと、記憶していくことの不思議さが本当に矢部さんらしくて大好き。
ながしまひろみさん「さかさのゴンちゃん」はさかさ言葉ですごすゴンちゃんが何を思ってさかさ言葉を使っていたかを知るときに、自然とコロナ禍を過ごす僕たちの日常を思い、ゴンちゃんのことを応援したくなるときやっぱり僕は自分自身のことを応援したいんだよな、と許された気がして、泣けちゃう。
発売となりました「ユリイカ2023年1月臨時増刊号 総特集=ジャン=リュック・ゴダール」に4ページのマンガを寄稿しています。ググったかぎりだとほとんど知られてないようなので『Les Enfants jouent à la Russie/The Kids Play Russian』(1993)を監督したいきさつなど。
森泉のビーム作品集すべてフェア対象になってまーす! 年末年始にどうぞ! 試し読みもあります!
(サンプル画像は①『報いは報い、罰は罰』②『祈りと署名』③『耳は忘れない』④『セリー』)
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明日11月30日いよいよランバーロール05号が発売となります。僕は「有紀と有紀」という28ページの読み切りを描いてます。顔にもうひとつ顔がある女性の話です。みなさん素晴らしい作品なのでぜひお近くの書店さんあるいはネット書店さんでどうぞ。
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