オバQもドラえもんもそしてバカボンのパパも。最初は愚かなよたろうキャラが連載が進み、キャラがこなれるにつれて作者が乗り移って行って、時に状況を冷徹に俯瞰して本質を見抜く、切れ者になって行くのがけっこう好きだ。ドラはその後ちょっと賢くなりすぎたような気もするが。
そのまた友人の家を訪れてなんだかよくわからない会話がまったり続いた中、唐突に挟まる現代の作者のぼやき。2コマだけ。これは斬新すぎて目を奪われた。うわー!こんな漫画の描き方していいんだ!!→
で、それを見て感動した球七も特訓を。なぜあんな危ないところに←おまえもだ!「だからこんなの特訓じゃねえよ!」←そこがいいんだよ。
スピンオフ漫画が流行りなので手塚漫画の悪役(ロック、ランプ、ハムエッグ、スカンク、ブーンあたり)集めてスーサイド・スクワッドみたいな漫画読みたい。
筒井康隆『急流』、大昔読んだ時も単純に面白かったけど年取ってくると怖さが骨身に染みる。まあわからないよねえ若い頃には。実際1日1日の体感時間がどんどん短くなっていって本当に毎日が「あれよ」「あれよ」。この先絶対どうどうと滝になって流れ落ちていますね、時間は。
古本屋のワゴンから買った少年マガジン70年2月15日号。ボロボロで落書きもありなので安かったけどこれ、力石がアレする号だ。発売当時もお小遣いで買った。改めて読んで、気がついたけど最後のページにあおりの文句が何もついてなかった。編集さんいい仕事してるなあ。
うちの老ネコの足腰の衰えが目立つ。若い頃は机の上から120〜130センチのジャンプを軽くこなす姿が美しくて惚れ惚れしたものだが今や人間の膝の高さから飛び降りるのもおぼつかない。でも仕事場ではアシさんの机の上でご飯食べたがるのが不思議。乗り降り介助してやってます。
水木しげる『マンモスフラワー』(Qよりこっちが先。撮影の日程を見ると真似したんじゃなくほぼ同時に同じ題名・似たプロットで考えられたのか。)で、ねずみ男(本人ではないかもしれない)がなんの説明もなく、あの格好で都会議員として出てくるのが面白い。植物学の世界的権威の人は白土三平だし。