『快楽天』は地味子が多い。読者にしてもリアリティのある設定なのだろう。秘められたエロスは淫猥なのだ。その先鞭をつけたのは、おそらく2010年5月号「図書館の地味子さん」(ReDrop) だろう。タイトルに「地味子」と付けた最初期の作品で、献身的な地味子さんが、とても愛おしく描かれている名作だ。
安部能丸の漫画が載ってる!
サーカス団に拾われた少女と、彼女に恋したピエロの、ちょっといい話。阿部能丸 (@noumaruisgod) によれば、氏が所属する劇団関係者が、コレクター編集部にいたようで「諸事情で名前を出せない漫画家の為に私と似た名前をつけたのでは」とのこと。
https://t.co/mqUqa8SOOg https://t.co/vHTBUcOvtl
手元に「悶々亭」が出した『ぴいちぱい』という「くりいむレモン」の資料同人誌がある。発行は1984年8月。『媚・妹・BABY』と時期が重なる。中身は原画の転載がメインだが、注目すべきは、故・緒方賢美が『くりいむレモン』で起用された経緯、およびキャラ案が没になった裏話だろう。 https://t.co/jt9NJPXlWm
まず最初に、悶々亭メンバーや緒方賢美氏がキャラ案を作成したものの、創映新社の企画会議で没になった。難色を示された理由は「青年から中年まで心をつかむキャラではない」というもの。つまり、キャピキャピしたアニメ絵がダメだったのだ。で、あろうことか劇画調の絵が採用されるんだが(→)
それに待ったをかけたのが、富本たつや。スタジオの引き出しで『媚・妹・Baby』の原画を偶然発見した彼は「こんな劇画調のキャラでは売れねー!」と進言。そんで上役に作監を押し付けられ、あれよあれよと怒濤の修正を行い、歴史が変わったのです。https://t.co/iiGH4ozu4Q
白夜書房の『ヘイ!バディー』では、悪ふざけ同然の過激なろりこん企画が誌面を飾った。ろり要素さえあれば、雑誌が売れたので、「すべて冗談」という80年代的な態度で、犯罪告白もちょっと笑えるブラックジョークとして扱われた(たぶん自作自演)。今見ると冗談といえ、ポリコレの外である。
ロリ劇画からの転向を見ると、時流に迎合したように見えるが、決してそうでなく、少女に対するこだわりがきちんと作品から垣間見えるのがいい。なにより、職人らしく自在にどんな展開でも描けるのがすごかった。インピオもある、ボーイッシュもある。今の性癖につらなるもろもろを開拓している。
これC28(85年夏コミ)なんですけど、
当時のVTRを載せておきます。https://t.co/UEUKjIOCrl
参加者の証言はこっち
https://t.co/YwaAhdGrwR
当時のエロ本に載った同人紹介記事はこちら https://t.co/64qlxQAsUx
コミックマーケット102(8月12日~13日)に批評島で申し込みました。COMITIA144(5月5日)は見送り。
資料を提供いただきました。米図にはガラス棚に本書の展示があるようですが、詳細は未確認です。内容としてはコミケが晴海に定着するまでを米沢氏本人が複雑な心情とともに語っており大変貴重。まさか、ここからさらに膨張していくとは。。。この続きは、本人の口から『30年史』で語られている。