広告が無いほう(描き直し)はネーム由来の絶妙なスピード感の均衡が崩れて、もっさりともあざとくともみえてしまっている気がする。流れ大事。
※カムイ伝第8回「月刊漫画ガロ」1965年7月号
「忍者武芸帳」は1962年に全17冊で完結します。最後の2冊は東邦図書出版社から、16上、16下の2冊合計で11000部発行されました。貸本なので、その部数を大きく上回る読者を獲得しています。
2009年に発表50周年記念として、小学館クリエイティブからこの貸本の完全復刻版が発売されました。
#白土三平
巧みな光と影の対比、それらが生の中で交じり合う様相、この世の営みが全て込められている無常の世界。第三部はアイヌの話になります。
"この星にある生きとし生けるもの、与えられた時と空間に全てをたくし、せまり来る運命に立ち向かう。そのさなかに消え行く魂も、群れの行くてに甦る"
#カムイ伝
63年前の今日1958年9月27日、狩野川台風が江の島付近に上陸し、東京でも観測はじまって以来最大の豪雨を記録。気象庁が初めて公式に命名した台風となりました。
白土三平が当時石神井川決壊で水没の被害を受けた時に描いていたシーンがこれ。つげ義春作品にも似たようなのがあるくらい精神的に怖い。
「仙術少年くれない天平」という「日の丸」1958年1月号から連載が始まった牧かずま作品があって、これは白土三平が手伝っているわけだけれども、その中でも5月号掲載分は白土三平が単独で描いているので、研究的には雑誌に載った初めての白土漫画ともいえますね。
カムイ伝の子どもたちは連帯がすごいだけでなく、へんな先入観がないぶん大人より賢い。
それにしても現行のスキャンは荒すぎますね…
日本漫画社の白土三平名義の全19冊のうち、唯一復刻されていない「死霊」。
戦争被害者の遺族が戦争加害者に復讐をとげ、正義感の強い息子(主人公)がそれに復讐、それに対してまた復讐‥という連鎖の話。両方やばい。
この作品だけ"プロダクション作品"とクレジットされてるのが気になる。
#白土三平
という目線で読んだら小山さんらしかった。繊細。主要キャラが農民だからかな。疫病の話です。小山春夫さんは現在87歳。
犬丸方の蛍火ってもしかしてちゃっかり自分だけ生き残って物語からフェードアウトしてる??もしかして最強?
#風魔