尊氏は究極のマイペース野郎なので泣くのも自害もたぶん本気でやってる(そしてすぐに本気で辞める)けど、あえて時行がそれを「嘘」と断じる事で尊氏の人間的な苛立ちを煽る効果になってるのが良い #逃げ若本誌
直義が変わったのは戦に勝つためなら手段を一切選ばない権謀術数の方で、心根は兄のことを想い慕うまま変わらないのが歪というか、ある種の逃避なんだよな……「兄上と元通りの仲になりたい」はもう不可能なのに、その現実から“逃げている”。変化を狙ってない逃げの道の先は破滅だ
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吊り目の髭の人、恐らく横にいる仁木義長の兄で現執事の仁木頼章。暴れん坊の弟に対して分別ある職務をした質実剛健な武将
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南朝に偽装降伏したことで南朝はもちろん北朝からの信頼も失う直義、当たり前としか言えない。特に義詮からすると、直冬という対立候補を推した上に敵対陣営に一時与した伯父が、今度は自分の補佐として戻ってきたの、どう考えても自分から権限奪おうとしているムーヴにしか見えん
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命鶴丸が若君に似ているのやっぱ意図的だったんだ……顔すら思い出したくない宿敵の顔の寵童を侍らす尊氏の闇は深い……
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天羽々斬(アメノハハキリ)、スサノオがヤマタノオロチを退治した際に使用した神刀だが、体内の天叢雲剣に当たって切っ先が欠けたため、以降は使われない怪物退治の一発屋。太刀を怪物退治のための矢として消費することに賭けたんだろうか
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神力関係なく尊氏はちゃらんぽらんと明言されて良かった。尊氏のアイデンティティだから
でも神力関係ない尊氏のちゃらんぽらんな場面「南北朝に分かれてすっきりする」「後醍醐帝が逃げて監禁費用が浮いたと喜ぶ」「後醍醐帝が崩御して嘆く」だから神力無くても同じことしたんじゃ……
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「菊に虻」
1830~1831年頃、葛飾北斎70歳の頃の大判錦絵。貴族から波及した花鳥風月を愛でる文化は庶民にまで伝えられ浮世絵といった形で昇華された。複雑な色彩を湛えた菊の花弁が優美な中に無骨な虻を添えるという遊び心が面白い。菊の花言葉は「高貴・高尚・高潔」
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