「笑狂四郎捕物控」五作目「幽霊若衆」(「剣④」(わかば書房/150円)収録)
越後屋の使用人達が歌舞伎役者の幽霊に次々と殺されていく…という怪奇ミステリー
構図や背景等、凝っていて、かなりの力作だと思う
ういういしい女性キャラ(意外と可愛い)や、セリフに所々混じる関西弁が味わい深いです
高須克弥「10歳若くなる生体医学」(1981年)
単なる健康本と思いきや「桑田次郎先生 meets 高須クリニック!!」という奇跡の一冊
高須先生の教えを、桑田先生のストロング・スタイルな挿絵がサポートして、妙な説得力がある
じわじわくる顔の体操や、何故か全裸の体操図解等、見所いっぱい
25刷納得!
「水木しげるの妖怪百物語」読了
様々な妖怪が紹介されているが、個人的に最も怖かったのが「寝太り」
妖怪ではなく「妖怪病」で、美人がやたら寝ていると、超デブりんになるというもの
ぱっと見はあんまり恐くなさそうだけど、よくよく考えると、これはヘタな妖怪より遥かに恐いと私は思う
ツイートから約五年半後、ようやく判明(協力して下さった方々には感謝致します!!)
「毬夜の池」(1997年「ミステリーDX8月20日号増刊 ザ・ホラー」収録)
この作品の人形、いまだに本気で苦手(でも、興奮して何回も読み返してる)
にしても、「サスペリア」掲載と思っていたのに、思い違いかなあ…
みね武「マグナム坊主」(1985年?)
戒律無視しまくりの肉体派坊主(髪はヅラ)が活躍するアクション漫画で、「コミックVOW」でも取り上げられた、由緒ある(?)作品
墓石を攻撃に用いた、あまりに荒唐無稽なアクション・シーンの数々が個人的に大ヒット!
「女犯坊」の竜水と勝負させてみたい
最近、水木しげる先生の作品を全く読んでないが、古本屋で小学校の頃のトラウマと再会(画像は単行本だが、当時読んだのはワイド版)
特に「ムーン大王」の「殺人水」はいまだにダメ
人を溶かす水が襲ってくるって怖過ぎ!!
にしても、水木版SFって奇想と理想と現実のやるせなさが入り混じり、実に芳醇
都島京彌「へまするなっ!!」(「忍風別冊」(三洋社)収録)
「フフフ 俺を甘く見るなよ」のセリフの次に、敵が「金(こん)・餅(べい)・糖(とう)」と呪文を唱えるのが、個人的にツボ
あと、タイトルの「へまするなっ!!」の後に、ヨロヨロの忍者が登場するのも味わい深い
ただ、それだけなんです
「ひびけ若人」(曙出版/1966年5月)
菅本順一先生の初の青春長編で、中々の力作
この作品では鈴原研一郎先生の影響大の模様
にしても、浜慎二先生のアシなのに、作品発表の場が、ひばり書房でなく、何故に曙出版/文華書房なのだろうか?
こちらの方が門戸が開かれていたのかもしれないが、謎です…