白井一夫「幕末のガンマン」(「コミックmagazine増刊5月14日号」)
内容は幾多とある「新選組」ものなのだが、刀の斬り合いでは面白みがないと考えたのか、「ガン・アクション」の要素を追加
結果、違和感に溢れまくった作品になっている
池田屋事件で銃を乱射していたなんて、今の今まで知らなんだ…
杉戸光史先生の「なめくじ少女」に出てくるナメクジは、恐ろしく運動能力が高くて、インパクトは強烈
http://bpojhc.hungry.jp/hibarihitcomics/sluggirlhhc.html …
ただ、どのようにして、あれほど素早く移動したり、ジャンプができるのか、何度読み返しても、わからない
御存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけると、幸いです
ちなみに、この作品に出てくる「こうふんざい」の効能書きは
「この薬は鼻くそと小便、馬糞、タコのおならを混ぜ合わせたものなり」
とのこと(ローマ字を日本語になおしました)
こんなもんをヒロインに呑ませるなんて、なんてサディスティック!
平賀とくじ「恐怖の花束」(150円/つばめ出版)
ストレートな探偵もので、東京に働きに出た少女が偽札作りに巻き込まれ、複雑な陰謀の渦中へ…という内容
当時の漫画に関して知識は皆無に近いが、物語自体は良いと思う
ただ、絵に「スピード感」と「緊張感」が欠けていて、それが味と言えば味かも…
あと、この本で注目すべきは、作品紹介
勿論、許可なんか取っておらず、五島先生が頑張って真似している
でも、「荻生」望都と間違えるなんて、当時は今ほど有名でなかったとしても、問題あり過ぎ
里中満智子先生や山本鈴美香先生の模写も味わい深い
でも、「燃えろ!スパイク」はほとんど落書きだな…
あと、本当にどうでもいいことなのですが、南修一「Fカップの魔女」を思い出しました
セクハラと聞くと、巨乳になって、お仕置きせずにはいられない魔女のお話です
いつかサイトで取り上げようと思いつつ、内容が内容だけにいまだ紹介できておりません
電子書籍化されてますので、興味ある方はどうぞ
水木しげる先生に関しては、実は詳しくない
読んだ範囲から「土着的」というイメージがあったが、貸本まんが復刻版「墓場鬼太郎⑤」収録「おかしな奴」に、現在から見ても洗練された美女の描写があって、目から鱗が落ちた
このように都会的な美女キャラは他作品にもあるのだろうか?
ちょっと気になる
4月10日を過ぎてしまったが、平成の世の間にご紹介
小坂井ひでお「チャッカリ・ウッカリ夫人 第三集」(兎月書房)
この中に「皆さん万歳!の巻」にて、皇太子様(今の天皇陛下)と美智子様の御結婚が扱われている
当時はミッチー・ブームで、社会に大きな影響を与えたそうだが、その一端が窺い知れる
昔のマンガでたまに見る「ぐるぐる縛り」、何か好きだなあ~。
こういうのを見ると、個人的には「トムとジェリー」を連想しちゃいます。
(余談だけど、最初「芋虫縛り」と表現しようと思ったら、SMにそういう名前の緊縛方法があるそ~な。)