やまおか玲次「肌絵流し」(和田春馬・原作)
凡天劇画会さんによるnote「第12回 刺青とメディア展開」で紹介された、凡天太郎先生の自伝漫画
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プロモーション漫画との事だが、「ハンチク」彫師や大根や自分の太腿で練習といったエピソードが滅法面白い!!
単行本化されてるの?
神田森莉先生「苦痛道士現る!」(「ホラーM」1997年3月号)
知恵の輪を解くと、地獄から苦痛道士が現れ、最高の苦痛を味わわせてくれる…って、どこかで聞いたような…
でも、ヒロインは超ドMな女子高生で、これはこれで面白い!!
クライヴ・バーカーと神田森莉先生、相性はいいのではないでしょうか?
あくまで推測だが、貸本漫画家の丸山たかし先生は「桑原たかし」に改名して、しぶとく活躍したのではなかろうか?
とは言え、推測の根拠は、丸山たかし「炎上」(文洋社/左の二枚)と、桑原たかし「墓場から来た天使」(1968年「アパッチ」新年号/右の二枚)のみ
目元がかなり似てると思うのだけど…
斉藤あきら先生によるホラーSF短編「貸室あり」(「コミックミステリー」1969年7月特大号)
ある団地に引っ越してきた家族。少年は、管理人が鬼で、人肉を食べると知り、両親に訴えるのだが…という内容
この作品でも、人類はエサなんだなあ…
オチは山上たつひこ先生の初期SF作品「一軒家」に似てます
やすだたく「血涙ストリーキング」(「漫画快楽号」1974年6月号)
1974年頃は世界的にストリーキングが流行しており、やすだ先生は早速、漫画に取り入れた模様
でも、会社で全裸になる事が、愛の証拠になるのだろうか?(ちなみに、ストーリー上の必然性は皆無)
これでハッピーエンドにされてもなあ…
時代劇で定番(?)の、悪代官による「帯回し」
多分、TVドラマが発祥だろうが、漫画にもそれっぽい描写があった
曽根しげじ「怨霊吸血柳」(「鬼④日本怪談全集」(150円/金竜出版社)収録)
ただし、回転してないので、厳密には「帯回し」ではない
でも、似たようなシチュなので、紹介してみました
話のついでに、太田康介「RE型血液」(「オール怪談・23」)
血液について何かで読んで、描かれたのでは?
と言っても、有毒な缶詰を食べた為に、血液中に有毒細胞が繁殖し、血液が生物を襲うようになるという、荒唐無稽な内容
「人喰いアメーバ」を扱った先駆的作品と言えるかも…
意外と面白いです
西たけろう「激画・SEXズバリ相談 第五回 オルガスムスがないんです」(「漫画Q」1973年2/14号)
あの西先生がこんな仕事をしていた!!
エロいというよりも、ただただ神経症的な雰囲気が横溢していて、脳梅毒な「漫画Q」作品とはまさしく「水と油」
この回しか読めてないが、どれだけ続いたのだろうか?
小室保孝(孝太郎)先生の初期作品「大かいじゅうゲジラ」(1966年12月)
自衛隊がゲジラを攻撃するも、全く歯が立たず、撤退する際に「マッテマシター」と叫んでいる隊員がいて、ツボにはまった
まあ、気持ちはよ~くわかる…
ちなみに、「待ってましたー」という言葉は、歌舞伎での掛け声らしいです
黒川一夫・原作/いばら美喜・脚色「49番目の男」(「漫画ボイン」1968年4月号)
ある青年が、邸の地下室に入らないことを条件に、資産家の独身マダムと結婚するが…という内容
ぱっと見にはいばら美喜の絵のようだが、見れば見る程、違和感が募ってくる
絵に「切れ」が全くないし、デッサンもビミョ~
田中武彦「怪談赤目の男」(宏文堂)収録の「呪の壁画」に出てくるキチガイ。
もろ「水木しげる・テイスト」のキャラで、橋本将次先生の筆によるものと推測。
ただ、私は兎月書房等、ディープな知識は皆無で、あくまで推測の域を出ない。
詳しい方がおられましたら、御教示いただけると幸いです。