『疾風の隼人』からの大和田先生の特徴として、称賛一辺倒ではなく、主人公の欠点もしっかり描く（ただしユーモラスに）というのがあります。 池田勇人の場合失言癖、田中角栄の場合は、短気で仕事が続かない。

木下謙次郎によると、戦前の高級中華料理店では、醤油のみが卓上に置かれていたようです。 ところが大衆的な中華料理店では、焼売にソースやからしをつけて食べていました。これは、日本の中華料理の大衆化が、西洋料理と融合しながら広がっていったからです。明日に続きます。

こうして大河内の指示で働くようになった角栄。 一巻の終わりの方では、謎の「大河内の野望」が語られます。 秘められたもう一つの……原爆ですか？

「奇遇」により大河内と出会い、同じ鍋を囲むこととなります。

最初期の日本のフランス料理書、明治３１年の和清西洋料理法自在（半渓散人著）には、日本の西洋料理はイギリスの料理法によるものであり、フライもビフテキもスープも全部英語だ、と書かれています。

その明治１８年に、阪神ソースの創設者安井敬七郎は東京の丸善に入社し、インクや洋酒などを製造する丸善の製造部門、工作部を立ち上げました。画像は丸善百年史P273です。

大正１０年発行の「支那風俗上巻」（井上紅梅著）に、当時の上海料理の解説が載っているのを見つけました。焼きそばに関係する部分を抜き出します。

ところが竹家食堂の創設者の奥さんは、奇妙なことにその麺料理には名前がなく、札幌の中国留学生が「柳麺」という名前をつけたと主張します。 不思議ですね。留学生がつけた名前が偶然横浜と同じ「柳麺」だなんて。

「染太郎の世界」に描かれた、昭和１０年頃の田島町芸人横町です。ご覧の通り、芸人が密集して住む住宅街でした。「染太郎の世界」も「如何なる星の下に」と同じく、お好み焼きの歴史を知るためには重要な資料です。

「最暗黒之東京」において車夫の食物として挙げられているもう一つの内臓食が焼鳥です。焼鳥とは「鳥の臓物」の蒲焼のことをいいます。

「家事実習法」によると、日本がその真似をした英国式料理は「味が極めて淡白」で、食卓上の塩やソースや胡椒で味付けします。これに対し、仏蘭西式料理では卓上の調味料で味をつけるということはしません。

王国民に配られた王国みくじです。一見豪運に見えますが、それは王だからです。普通の人だと１００回は死ぬ運命になります。